致死率75%⁉ワクチン未開発のニパウイルスで13人死亡
インドでニパウイルスにより13人が亡くなった。
ニパウイルス(Nipah virus : Niv)は動物(今回はオオコウモリ)を媒介して感染することが多く、致死率は75%もあるといわれており、現段階では有効なワクチンがないそうだ。オオコウモリ→ブタなどの家畜→ヒトという経路もある。
過去にはマレーシア、シンガポールでも発生しており多くの犠牲者が出た。また、人だけでなく豚などにも感染し【人獣共通感染症】として脅威になっている。
症状
症状としては発熱と筋肉痛などインフルエンザのような症状から、意識障害、痙攣をおこし脳炎を発症する。
予防
現段階では有効なワクチンなどはなく、感染動物との接触を避けるしかない。
参考文献
ニパウイルス感染症の最新の知見
http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM200510_02.pdf